ヤップでの流しそうめん大会

 

先週の木曜日、流しそうめん大会を行った。

 

 

本当に思いつきだったので火曜日に竹を切り、水曜日に竹で箸を作ることになった。

 

学校の近くに竹が生えてたのが幸いだ。

 

 

いい竹だった。

 

箸の使い方を覚えていざ出発!

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食べる前にはしっかり石鹸で手洗い。

 

 

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子どもたちも初めての流しそうめんに歓喜。

 

 

楽しそうだったなぁ。

 

 

 

地面に落ちたそうめんも犬が喜んで食べてた。

 

 

先生たちも子どもたちに負けじと食べてた姿は忘れられない。

 

 

 

 

算数隊員でなく、小学校隊員。

算数だけでなく、色んなことを学んで欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

来週は寿司パーティーでも開こうかな。

もし、来週ヤップに来るなら一緒に寿司を作ろう!!

 

ぜひ、ヤップへ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤップの子ども達と共に

このヤップで僕は何も成し遂げることができなかった。。

 

自分のちっぽけなさを痛感した。

 

10000人もいないこのヤップで何もできなかった。

 

僕は何か偉人になれるという変な中二病な考えを持っていたけど僕は偉人にはなれないと悟った。

 

偉人になる人は何かを犠牲にして生きていると僕は思う。

 

時間・命・家族。

 

人のために何かを犠牲にして活動するってすごいことだ。

2年前は余裕だよなんて思っていたけど甘い考えだった。

 

 

僕は世界を変えることができない。

そしてヤップの教育も変えられない。

 

 

痛いほど身にしみた。

 

 

でも、ほんの少しだけ。

一瞬でもいい。

 

 

現地の先生の授業で子ども達が「あぁ算数って楽しいな」って思ってくれたら・・。

 

 

僕はヤップに来て良かった。

 

今日も僕はヤップの子ども達と一緒に生きる。

 

 

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Workshop  

 

 

少し僕たちの活動について紹介しよう。

今回は、学校外に関する活動だ。

 

 

週に2度、僕たち(小学校隊員3名)はヤップの小学校を巡回しワークショップを開催している。

ヤップの公立小学校は全部で9校。

青年海外協力隊が配属されている学校が3校のため、現在6校の学校を巡回している。

 

 

 

今月は、measurement の単元でワークショップ。

Non-standard unitsとStandard unit に関するものだ。

 

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Non-standard unit とは、任意単位。

Standard unit とは、普遍単位のことだ。

 

Non-standard unitは日本と同じように、ブロックや鉛筆などを使用するのでそんなに変わりはないのだが、問題はStandard unitだ。

 

 

日本は、昔は色々な単位があったみたいだが、今やcm,mなどmetric unit で統一されている。

どの道路標識を見ても、kmなどで表されているだろう?

 

 

 

 

ヤップでは、inch, yard などU.S unitが使用されている。

道路標識はmileだし、お店でもmetric unitは使用されていない。

もし、ロープを5m下さいと言っても、yard で言って下さい。と返される。

 

 

しかし、ヤップのカリキュラム(日本の指導要領みたいなもの)にはmetric unit とU.S unitを教えなさいよと書かれている。

ヤップの日常では一切必要のないものであるにもかかわらずだ。

ヤップでは絶対に使用しない単位を教える必要があるのかと僕は思う。

 

海外に出る人たちのことを考えてなのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕はもっと先生たちに勉強してもらいたい。

そして、このカリキュラムはおかしいですよと言ってもらいたい。

 

そうなるためにもっと活動頑張らないとな。

冬休みが正念場だ。

 

 

ちょっとでも子ども達の役に立つように願いを込めて。

 

 

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ちっちゃいこと

 

君は誰かの支えになっているだろうか。

 

 

仕事をしていなくても、周りにいる誰かを笑顔にしていたら僕は充分だと思う。

 

 

本当に小さいことだけど、挨拶をするとか、感謝を言葉にしてみるとかそういうのでいいんだと思う。

 

 

 

 

 

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ヤップ小学校の1日

 

 

僕の配属先はダリペビナウ小学校という所だ。

だが、どの小学校も似たような時間割なので是非参考にしてほしい。

 

 

授業開始が8時半のため、8時頃から子ども達は登校して来る。

先生も同じ時間帯に来る。

8時より前に来る先生は見たことがない。

 

 

授業開始は8時半。

ベルは手動だ。3km先まで音が届く。f:id:SirCharles:20181208212621j:plain

 

 

 

 

 

 

8:30〜9:15 1時間目

9:15〜10:00 2時間目

 

10:00〜10:30 中休み

 

10:30〜11:15 3時間目

11:15〜12:00 4時間目

 

12:00〜12:30 昼休み

 

12:30〜13:15 5時間目

13:15〜14:00 6時間目

 

14:00〜14:30 掃除

 

とこのような時間割だ。

 

僕は1時間目から4時間目の算数指導の補助をしている。

(後日詳しく書こうと思う。)

また、5・6時間目には体育も指導している。

子ども達は体育が大好きだ。

 

 

 

 

昼食の時間はなく、各自お腹が空いた時に食べていいことになっている。

もちろん、給食はないのでラーメンやソーセージだけ。

という子もいる。嫌いなものが出ないので子どもたちは満足そうに食べている。

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親によっては持たせないこともあるのでお腹が空いたまま1日を過ごす児童もいる。

そんなときは、ご飯を分けているけども。

やっぱり日本の給食はいいとつくづく思う。

 

 

掃除の時間もあるの?

と言われそうだが、ヤップの人はとても綺麗好きで子どももしっかり掃除を行う。

トイレを掃除したり、教室を掃除したりと好きな場所を自由に掃除しているのでみんな楽しそうだ。

 

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ヤップの小学校のことが少しでも分かってくれたら幸いだ。

僕が小学校にいる間は君を案内できるよ!

 

 

ぜひ、子ども達の笑い声が響くヤップへ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青年海外協力隊に向いている人と向いていない人

 

 

今日は青年海外協力隊について話をしよう。

 

 

 

 

 

青年海外協力隊は、派遣される国や職種によって様々な問題に直面する。

これは必ずと言っていいほど起こる。

 

 

 

言語のすれ違いや文化の違い等、人によってそれぞれだろう。

でも、一番多いのは活動自体ではないだろうか。

 

 

 

派遣国の人々は困っているはいるが具体的には何に困っているのか自分達でもわかってはいない。

だから、何をして欲しいとか、これを教えて欲しいとかが言えないのである。

 

そこで生まれるのが仕事がない状態。

要するに何の活動をしたら良いのかわからない状態に陥る隊員がたくさんいる。

 

そして仕事があってもその活動が正しいのかわからないし、目で見える改善など微々たるものだ。

 

 

だって、僕たちの派遣期間は1年7ヶ月から2年だから。

(たまに延長する人もいる)

 

 

そんな短い中で僕たちは言語も習得しなければならないし、違う環境に慣れることも必要である。

当然、ストレスもたまるし、活動の中でいくつもの壁にぶち当たる。

 

 

仕事仲間がいない。

現地の人たちが予定していた時間よりも2時間遅れて来た。

カウンターパートが途中でいなくなった。など・・。

 

 

 

 

 

その問題に直面してすぐ諦める人もいる。

壁にぶち当たったら投げ出す人がいる。

任期が終えるまで当たり障りのない仕事をする人がいる。

 

 

 

 

 

もし、青年海外協力隊に行きたいと思っているのなら少しだけ考えて見てほしい。

 

確かに海外生活は刺激がたくさんある。

日本では到底できない経験ができる。

海外の友達もできる。

違う言語も習得できる。

 

 

でも、それは青年海外協力隊しかできないことなのだろうかと。

 

 

僕は君に青年海外協力隊になってほしくないわけではない。

君の貴重な2年間を楽しい2年間にしてほしいのだ。

 

 

僕は見た。

そして僕自身も少し考えたことがある。

 

こんなはずではなかったと嘆く人。

この国の人たちが嫌いだと愚痴を言う人。

日本に帰国したいと願う人。

任期を終えるまでに帰る人。

 

 

 

 

 

「行ってみないとわからない」と言う人もいるけど、本当だろうか。

 

ただ、日本から逃げたいだけではないか。

ちょっと海外生活を味わってみたいだけではないか。

 

 

よく考えて決めてほしい。

 

 

辛いこともあるし、楽しいこともある。

でも、周りに助けてくれる人はいない。

最初は、相談できる相手もいないし、誰もが敵に思うこともある。

日本では、仕事で辛かったら愚痴を言い合う同僚もいるし友達もいるだろう。

 

でも、海外では一人だ。

派遣される地域では同期隊員もいるけど、基本的に活動は一人だ。

現地の言葉を話して現地の文化を受け入れて活動をしなければならない。

 

 

 

僕がなぜ青年海外協力隊を続けられているのか考えてみた。

何が必要なのだろうかと。

 

 

 

 

僕は受け入れる力だと思う。

心が広いというわけではない。

僕は心が狭い。

 

現地の文化を受け入れる。

仕事で辛いことがあってもこういう日もあるさと受け入れる。

自分の失敗も受け入れて次のエネルギーにする。

とか、こういうものだ。

 

 

 

 

 

 

何があっても「あっこれ話のネタになるな」と心の中で思う人は僕は向いていると思う。

僕がそうだから。

 

ホームステイ先の人にすごい剣幕で怒鳴られ追い出された。

→現地語なので何と言っているのかわからない。

 赤ちゃんの気持ちがわかった。

 

お風呂の水や飲み水に、虫が浮いていることもある。

→水道が当たり前ではない。

 

 

 

とかね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

向いていないなと思った人は諦めよう。

 

でも、ヤップには来てね。笑

 

 

 

Good night!!